結婚が決まってから、両家が初めて会う、顔合わせ。
両家が親睦を深めるため、食事会を開くケースが一般的です。
結納をせず、顔合わせ食事会のみを行うという場合には、食事会で何をしたいか両家で話し合いましょう。
結納という儀式は行わなくても、結納金は渡したい、婚約記念品の交換をしたいという場合もあります。
もちろん、顔合わせをして、食事のみを行う方も多いです。
顔合わせ当日までに準備すること
だいたい結婚式当日の4〜6ヶ月までに行うことが多いです。
当日、結婚式の相談をしようと思っている場合は、顔合わせは式の半年前が目安です。
日時・会場の決定
早めに両家のスケジュールを合わせて、日時を決めましょう。
人気の会場、日取りによっては予約が取れないこともあるので、早めに決定することをおすすめします。
会場は料亭やレストランの個室などで行うことが多いです。
婚約記念品の準備
顔合わせ当日の1ヶ月前までに婚約記念品を準備しておきましょう。
●男性から女性へ…婚約指輪、ネックレス、時計など
費用20〜40万円
●女性から男性へ…時計、スーツ、電化製品
費用10〜20万円*男性から贈られた記念品の金額の半額程度のが相場です。
地域によって異なることもありますので、事前に相談しておくと安心です。
「婚約記念品にお金はかけず、今後の2人の生活のために使いたい」
「婚約指輪は必要ない、結婚指輪で十分」という理由で、
男性のみ記念品を贈る場合、またお互いに贈らないことを選択するカップルももちろんいます。
必ずしもしなくてはいけない決まりは無いので、お二人とご両親で話し合い、
納得して決めるのが大切です。
当日の流れ
当日は2時間半〜3時間くらいを目安に、プログラムを組みましょう。
2人で案内
予約時間の5〜10分前に会場へ着くようにします。遅刻はNG!
2人がお互いの家族をエスコートして、食事会の場へ案内しましょう。
*ふたりが居ないところで、先に親同士が会ってしまい、気まずい雰囲気にならないように!
席順
席順は、2人を中心に、親がその周りを囲むようにすると会話が弾みます。
マナーとしては、入り口から最も遠い上座に、男性側の父親が座り、入り口に最も近い下座に女性本人が座るのが基本です。
上座
男性側父 女性側父
男性側母□女性側母
男性本人 女性本人
―入り口―
はじめの挨拶
着席したら、食事が運ばれてくる前に、男性側の父または男性本人が進行役となり挨拶します。
例「本日は私たち二人の婚約にあたり、お集まりいただきましてありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」
両家家族の紹介
まずは男性側から、男性本人が自分の親を紹介します。
続いて女性側も、女性本人が自分の親を紹介します。
名前だけでなく、仕事や趣味、性格、何かエピソードなども交えて紹介することで、
共通点が見つかったり、親近感が増しますね。
婚約記念品の交換
事前に準備していた婚約記念品の交換をします。
*場合によっては結納金を用意することもあります。
記念撮影
食後でも良いのですが、もしお酒を飲むなら、顔が赤くなってしまう方もいらっしゃいますので、
まずは1枚写真撮影をしておいてもいいですね。
乾杯・会食スタート
男性側の父親が乾杯の挨拶と音頭を取り、乾杯をしたら、会食のスタートです。
ふたりが積極的に話をするよう努めましょう。
食事を楽しみながら、幼少期の思い出などを話しましょう。
幼少期のアルバムを持参してもいいですね。
最近では「顔合わせ食事会しおり」という、当日の流れやお互いの家族のプロフィールを載せた
しおりを作るカップルも増えていますよ。
話のネタにもなりますし、思い出としても残せますね。
まだ、式場が決まっていなければ、今後のスケジュールなどの打合せを行ってもいいですね。
*お酒の飲み過ぎには注意しましょう!
締めの挨拶
食事が済んだら、今後の結婚式までの流れを軽く確認し、男性または2人で締めの挨拶を行いましょう。
「本日はお忙しいところ、お集まりいただき、ありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いします。」
最後に男性側、女性側の順で、両家父親も挨拶をします。
退室の前にもう一度記念撮影してもいいですね。
手づくりや、購入したガーランドを持参して、写真撮影の際に使う方も多いですよ。
食事会の費用・支払い
1人1〜1.5万円
両家で折半するのが一般的ですが、最近では2人が両親を招待する、という形で
2人で費用を負担することも多いようです。
当日に支払いでバタバタしないよう、前もって両親に伝えておくのが大切です。
*2人で支払う場合は、両親の目の前で支払いをしないように気をつけて!
親として、「私達が払うよ」と言いたくなってしまうかもしれません!
両親に気を遣わせないように、最後の食事が終わった頃に
男性がさり気なく席を立ち、支払いを済ませておくとスムーズですね。
※別途交通費や遠方からの場合は宿泊費などが必要です。
とにかく和やかな雰囲気で
緊張してしまうのは仕方がありませんが、お互いの家族同士の仲を深められるチャンスなので、
新郎新婦が率先して和やかな雰囲気作りを心がけましょう。
誰かが傷ついたり、気分を害する恐れがある、病気、政治、宗教などの話は避けたいですね。
逆に好ましい話題は出身地の話や、お互いの趣味、ふたりの結婚式の話題など!
また、ふたりはアルコールは控えめに!