水引とは紙製の糸で、冠婚葬祭の贈答品や封筒にかけて使用します。
和紙をよって長いこより状にして、水のりを引いて作ることから「水引」という名がついたといわれています。
室町時代に始まった風習で、慶事には主に赤白・金銀・金赤の色使いで使います。
水引には種類があり、それぞれに意味と用途、作法があります。
水引がデザインされた熨斗や封筒を誤った用途で使うと、失礼にあたってしまいますので、種類と意味を覚えておきましょう!
蝶結び(花結び)
1番目にする機会が多く、水引といえばこの形を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
花結とも呼ばれていますね。
蝶結びは、簡単に何度でも結び直せることから、何度繰り返しても良いお祝いごとやお礼に使います。
【例】お中元・お歳暮・出産祝い・入学祝い・お年玉など
上記の理由から、結婚祝いやご祝儀袋、快気祝いで使うのはNGです!
なんとなく蝶結びの水引を選んでしまうと、離婚や病気の再発を意味するものとなってしまうので、気をつけてください!
結び切り
蝶結びと正反対の、一度結ぶとほどけない水引を堅結びした形です。
結婚式のご祝儀袋や内祝いの熨斗に用いられます。
二度と繰り返さないでほしいという意味を持つ結び切りですので、お見舞いや弔事にも使用されます。
※弔事の場合は、赤白ではなく、必ず黒白の結び切りを使用しましょう。
あわじ結び
結び切りの一種であり、結び目の部分が複雑な形になっています。
結び切りと同じく、二度と繰り返さないでほしい場面で使用します。
見た目も華やかで、結婚式のご祝儀袋で1番使用されている水引ですね。
梅結び
その名の通り、梅の花をモチーフにした丸くて可愛いかたちの水引です。
結び切りや、あわじ結びと同じで、簡単にほどけないかたちなので、固く結ばれてほどけないようにとの意味が込められています。
そして、モチーフになっている梅も縁起物のひとつです。
引き出物や縁起物として梅干しは定番ですし、おめでたい植物「松竹梅」のひとつでもあります。
可愛い見た目と結婚式にぴったりな意味を持つので、梅結びを用いたアイテムを手作りする花嫁さんも多いですよ♪
単なる飾りではなく、それぞれに意味が込められた歴史ある装飾品ということが分かりましたね。
水引を選び間違えると大変です!贈り物をする際には、きちんと確認しましょう。
その他 面白い水引き
上記で紹介した水引以外にも変わった形のものもあります♪
富士山!
バイク好きな方へ贈りたい!
ねこ好きさんに♪
フラミンゴとヤシの木!
結び切りの上部がハートになってます♥